STORY

実は、社会人としてのスタートは医療事務でした。

その頃から上下関係など結構厳しさには慣れていた方ではありますが、美容師になってからはそれはもう、、、壮絶でした。

尊敬する先輩がいなくなると美容室を辞めたり、アシスタント時代も波乱万丈な日々を過ごしてきました。

やりたい放題の人生でしたので、後にも戻れな自分もいて何度も挫折寸前。

ですが、、、不思議ですね、美容師を止めようと思ったことは一度もありません。

スタイリストになるまでにはお店の試験をクリアしないとスタイリストになれません。

私の場合は、５年間アシスタント修行しました。

グラデーションボブというカットの試験に受からなくて、１年間永遠と同じスタイルをカットしていた日々を今でも夢に見ます。

グラデーションカットは、1日1体切らないとカットラインがわからないスタイルで、練習用のウィッグ（かつらのようなもの）代は１体3000円。

当時16万の給料から工面しなくてはならず、本当に大変でした。

泊まり込みで練習して、休みの日は講習に行き、プライベートの時間は全くなかったです。

今考えると、、自分のモチベーションは何だったのか？？と笑えます。

できれば２度と、あの時に戻りたくありません(笑)

スタイリストになってからはトイレに行く暇も、水も飲む時間もないくらいでした。

仕事が終わると、魂が抜けたようになって、話をする気にもならなかったです。

ですが、今は感謝しかありません。

自分にとっての原点の全てを濃密で凝縮された学びを得ることが出来ました。

スキルはもちろんのこと、自分の思考次第で現実は変わるのだと分かったことは生涯の財産です。

今、こうして、人を輝かせる仕事を通して、お金も頂けるなんて、私はなんと幸せなのだろうと思います。

お客様には日々、感謝しかありません。

今後も、感謝を忘れず、励んでいきたいと思います。

どうぞよろしくお願い致します。