先日、お客様に新たな新刊を頂き、その本に目を通させて頂きました。
今までの人生で、ネオンの存在を深く追求する事もなく、無意識に視界に入れていただけで、何にも疑問を抱く事もありませんでした。本を頂戴して改めてネオンについて考え、世の中のネオン、看板、街灯などがこの世から消え去ったらと想像すると、とても暗い物騒な夜になり、犯罪も増える事でしょう。
ネオンは、時代を映し出すアートでもあり、人間模様でもあり、且つポップカルチャーの象徴だと思います。
昨今、看板はLEDに変貌を遂げ、ネオンを使うことが減少してしまってような気がします。でも、お店をデザインする上で、ネオンはLEDでは表現できないポップでありながら繊細、曲がるくねった丸みはネオンかでしか表現できないと思います。シンプルにもでき、アート作品の様に光でここまで表現できるのは凄いですよね〜。作り手さんの作品が末長く夜の街を照らしてくれます様に。
私の時代、ネオンといえば、原宿の古着屋CHICAGOです。原宿に買い物に行った時の代表的ネオン看板でした‼️ ネオン管の発明者はイギリス人のですが、パリで初公開されたみたいです。当時は前衛的だったのではないでしょうか?私のイメージはアメリカの方がありますが色々な国でネオンは輝いているのですね。
映画のララランドでも使われていました。あの映画は私の人生と似た所があり、映画館で見終わった時の余韻の重さに脱力感を感じました。私も夢を追い続け、その道の途中で大切なものを失い、幾度となく挫折し、立ち上がりを繰り返し、今となっては生き抜く力となっていることに気がつきます。今では自身の美談となっております。笑
今は今、過去は過去、過去の嫌なことは忘れておりますが、最後の記憶は美しさしか残ってないものですね。話は戻りますが、その時もジャズバーでネオン菅が使われていた事を思い出しました。作品の中で使われているネオン菅の存在は後半グッとくる存在で使用されていたのです!!なのでフラッシュバックしてしまいました〜。
ネオンも、暗闇を照らし、コロナという這い上がりたいけど上がれない時、ネオンを見ると人の心に明るさや楽しさいという感情を沸き起こさせ、人々の心を照らし続けてくれる存在でもある気がします。